岡山市北区
(2014年4月訪問)

宗谷山古墳群
 10基、全て横穴式石室(番号はHP「古墳奮闘」に従う)

遠景:南側麓からの遠望
   左側尾根筋から山頂にかけて分布
   右側鉄塔辺りから登っていく

1号
 横穴式石室、玄室長4,幅1.4,高1.3m
 位置:34°42′55″N 133°57′29″E (日本測地系)
    34.71850313 133.95539209(世界測地系)
_1:一番下にある、墳丘が少し削られている
_2:羨道入り口は殆ど埋まる
_3:大きく削られ側壁一部が露出
_4:僅かに隙間がありカメラを突っ込んで撮影
_5:奥壁側、内部は割と良好
_6:玄門辺り、まぐさ石が一段下がる、無袖かな

2号
 横穴式石室、玄室長4.2,幅1.4,高1.4m
_1:上から見た墳丘、右奥に1号
_2:大きく開口、石室前部は破壊
_3:天井石露出、5枚あるかな
_4:石室良好、天井に隙間があり明るい
_5:奥壁は小さいながらも鏡石を据えている
_6:奥から外、左片袖式

3号
 横穴式石室、玄室長5,幅1.8,高2.5m
_1:上から見た墳丘、1−3号が並んでいる
_2:開口部、分厚い天井石が露出、羨道は殆ど壊失
_3:ここも石室良好
_4:奥壁はほぼ相似形の石2段積み
_5:奥から外、入口に向かって幅が狭くなる

4号
 横穴式石室、玄室残存長3,幅0.9,高0.8m
_1:山道下の斜面に低い墳丘
_2:石材が一部散乱、手前が入口側
_3:奥の方で天井石露出開口
_4:石室後部は何とか残る、小型ながら奥壁1枚石

5号
 横穴式石室、玄室長4.5,幅1.7,高2m
_1:山道脇にある墳丘
_2:石材散乱、普通こういう状況では石室は期待出来ないのだが
_3:開口部、これでも大分広くなったそうだ
 匍匐して入るのはここだけとやはりお得な古墳群(笑)
_4:土砂が流入するも内部は思いの外良好
_5:良好に残る玄室、でも蝙蝠の部屋
_6:奥壁は四角い鏡石+上に平石2枚
  左側にもサイズ調整の立石
_7:奥から外、右片袖かな

6号
 横穴式石室、玄室長4.5,幅1.6,高2.1m
_1:最上部辺りにある、墳丘もよく残る
_2:石室正面、前部はかなり破壊
_3:開口部、竹が邪魔だけど入るのは問題なし
_4:玄室は天井部が一部崩壊するも概ね良好
_5:若干持ち送りのある側壁
_6: 〃縦位置、天井石に大きなひび割れ
_7:上部が丸い鏡石らしい巨石、上に分厚い平石
_8:奥から外、右片袖式
  天井の一部が抜け石材落下

7号
 位置:34°43′03″N 133°57′31″E (日本測地系)
    34.72072518 133.95594756(世界測地系)
 横穴式石室、全長7.8m、玄室長4.8,幅2.1,高2.4m
_1:6号東側、同規模の墳丘が残る
_2:ここも石室前部崩壊
_3:開口部に大きな木が何本も生える
  真正面でなくてよかったかも
_4:開口部から内部、短い羨道が残る
_5:玄室は極めて良好、側壁は上部がやや持ち送り
  側壁の一部にかなりの巨石が使われている
_6: 〃縦位置
_7:奥壁は巨石鏡石が半分程占める
  上に平石を何段も重ねた安定感
_8:奥から外、袖石を立てた両袖式
  左右側壁の袖石のような立てた石がある

8号
 位置:34°42′59″N 133°57′31″E (日本測地系)
    34.71961416 133.95594759(世界測地系)
 横穴式石室、全長7m、玄室長4.5,幅1.7,高2m
_1:石室正面、竹林の中に大きく開口
_2:墳丘は殆ど流失
_3:ここも竹が邪魔、入るのはいいけど撮影がね
  天井石がかなり平石に加工されているようだ
_4:背の高い玄室良好、左側壁はやや孕む
  側壁の面が割と整えられている
_5:奥壁は半円形の鏡石、上部の積み方はやや適当
_6:奥から外、袖石を立てた両袖式

9号
_1:最上部神社近くにあるが基部しか残っていない
_2:奥壁側壁も全般に平石使用

10号
 横穴式石室、玄室長5,幅2,高2.2m
_1:石室正面、墳丘殆ど流失
  上部に大木、よくそこまで成長できるもんだ
_2:開口部、前部はほぼ壊失
_3:良好に残る玄室、側壁も面が整えられている
_4: 〃縦位置、天井もレベルが揃っている
_5:巨石の鏡石、上の詰石も基本平石
_6:奥から外、無袖かな



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