(旧牧村)
(03年)
宮口古墳群
村内宮口にある33基からなる古墳群で、丘陵麓の平野部に立地
一部丘陵上にもあります。麓にある古墳は墳丘が復元されていて
土饅頭のように並んでいます。横穴石室を持っていそうだが見る
ことは出来ず移築復元された石室が2基あるだけ。これも竪穴石
室に近い石室です。丘陵上にある古墳は現状保存、うち2基で石
室が見学できます。中には入れませんが丸い川原石を使った細長
い石室です。現在古墳公園として整備され資料館(入場料100
円)もあります。国史跡。
(旧三和村)
(03年)
水科古墳群
平地に立地する34基からなる古墳群です。行政区は違っていま
すが牧村の宮口古墳群とは500m程しか離れていません。あち
らはやや散在気味ですがこちらは墳丘裾が触れ合うほどに密集し
ています。発掘の終わった11、21号で墳丘が復元され石室が
見学できます。丸みを帯びた河原石を使った石室で構造は宮口古
墳群と同じようです。この古墳群の最大の特徴は径2,3mのミ
ニ古墳が4,5基あること。ここ以外では群馬県や兵庫県で2,
3基発見されている程度だそうです。ミニと言ってもちゃんと横
穴石室があり奥壁や袖部など普通の石室と何ら変わりない構造だ
そうです。役割はよく分かってないそうですがこれを見るだけで
もここに来る価値があります。ここも現在公園化、でも草茫々で
見学用の通路も一部通りにくい状態です。国史跡。