(18年)

萱曲古墳
 前回はフィルム時代だったのでデジカメで撮り直すべく再訪して
 みました。17年ぶりだから前回のはすっかり忘れていて新鮮な
 気分(笑)。南を通る県道215号から説明板が見出ていますが
 古墳を思わせるのは全く見えません。途中段々畑(多分栽培して
 いない)を2段程上がってやっと説明板の所にたどり着きます。
 説明板脇に開口、藪だけど直ぐなので入るのは難しくありません。
 複室石室で羨道はほぼ壊失、前室は天井が大きく傾き左側はよく
 見えませんが右側を見るとそれ程横幅はなさそうです。玄室完存、
 袖石を立てた両袖式、奥壁は縦長でほぼ巨石1枚石、側壁は左右
 とも巨石1枚石を据えています。天井は狭く2枚からなる。床面
 中央辺りに仕切のように平石が並べられている。そこから奥の床
 面には何もなさそうで石材が転がっているし石棺でもあったんで
 しょうか。踏切南側道路脇に駐車スペースあり。

(11年)

松崎古墳石棺
 宇部市島1丁目にある郷土資料館(元図書館)敷地内に移築保存
 されています。箱式石棺だからあまり期待しないで行ったのです
 が思いの外大きく板状に加工した石材を使っていて見事な物でし
 た。内法で2.6×0.75×0.6m、内部は赤色顔料が塗ら
 れていました。倣製神獣鏡や武具農耕具琥珀製臼玉などが出土、
 これらは県文化財に指定されていますが石棺自体は付け足し指定
 されています、石棺の方はおまけか。駐車場有り。
 古い資料を見ていったので図書館にあるということで行ってみた
 ら図書館自体が新しくなって引っ越ししていた。そこで聞いてこ
 ちらに来たのだが道が狭くて四苦八苦。

(01年)

萱曲古墳
 径11mの円墳で持世温泉入り口バス停の北側にあります。墳丘
 は藪の中ですが側の説明板が目印。その脇に石室が開口していま
 すが草木が茂ってちょっと入りにくい。全長6.3m複室構造の
 石室ですが羨道は殆ど壊失、前室も左側が大きく崩壊しています。
 玄室はほぼ完存、長2.5,幅1.9,高2.2mとやや背の高
 い玄室で奥壁は一枚石、床面には礫や平石が敷かれています。

月崎古墳群
 丸尾港の東側、周防灘に突き出た小さな岬の先端に立地する3基
 からなる古墳群です。先端に2,3号がありますが小さな石室が
 僅かに残っている状態です。満潮になれば直ぐ下まで海面が来る
 ようでかなり波をかぶりそう、周囲には海のゴミが散乱していま
 す。北側に1号箱式石棺があるそうだが発見できなかった。先端
 まで行く道はなく干潮時に海沿いに行くしかなさそう。縄文時代
 の漁労遺跡があるそうで途中で土錘を発見。数千年前の物かと思
 うとちょっと感激。

若宮古墳群
 月崎古墳群の西側500m、海沿いの高台に5基の古墳が並んで
 います。規模はそれ程大きくはないが横穴式石室墳で2,3,4
 号は複室構造の石室です。全て石室下部しか残っていなかったよ
 うです。現在公園となり2,4,5号は石室を埋め戻して墳丘復
 元、1,3号で石室が公開されています。
(旧楠町)

(11年)

宗方古墳
 宇部市東万倉、県道30号を北上、宇部興産専用道路下を潜って
 400m程、県道脇の民家側にあります。前に大きな説明板が立
 っているのですぐわかります。(その手前で県道を逸れたら案内
 表示があったけど道が左右に分かれているので矢印くらい表示し
 て欲しいな、間違えて左に行ったぞ)。古墳は現状では径7m高
 2m程南側に石室開口劇狭ですがギリギリ入れるかなと躰を突っ
 込んでみたが腰が引っかかって入らなかった。やむなくそのまま
 撮影、小形の石材を積み上げた玄室はよく残っているようです。
 割と背が高そうだけど天井は見えなかった。付近に他にも2基あ
 ったそうですが県道工事で消滅。市史跡。













































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