下関市
(2013年1月訪問)
【甲山古墳群】
約90基、県内最大級の群集墳
第三第四支群
遠望:湾口に聳える小山に分布
数字は支群に対応(仮称)
(第一支群)
その1
横穴式石室
位置:34°08′11″N 130°53′13″E (日本測地系)
34.13962692 130.88456148(世界測地系)
_1:緩斜面に構築
墳丘はかなり流失
_2:石室正面、羨道は殆ど消滅
_3:小型の玄室、長さ2m程度
_4:奥壁は一応1枚石
天井が傾いているのは初めからのもよう
_5:奥から外、両袖式のようです
その2
_1:天井石露出、内部埋没
(第二支群)
その1
_1:この1基だけやや離れた高所に立地
_2:画面右側石室露出内部埋没
南向きが多い中でこれは西向き
その2
_1:この付近に10基近く密集
_2:平たい石材1個露出
その3
位置:34°08′09″N 130°53′11″E (日本測地系)
34.13907141 130.884006(世界測地系)
_1:石室正面、羨道壊失
掃除後の様子
_2:良好に残る玄室、長2m程度
奥壁側壁とも2段積み
_3:左側壁
_4:右側壁
_5:奥から外、両袖式
右に比べ左袖は危ない積み方
その4
_1:隙間開口の石室
_2:やや埋まるも内部は良好
_3:奥壁らしい石を据えている
その5
_1:ここも辛うじて開口
_2:左側壁が崩壊
右は残っているもよう
その6
_1:墳丘下側が崩壊して石室露出
上から接近したからむしろ降りるのが大変だった
_2:石室正面、辛うじて残ってる
羨道は壊失
_3:玄室良好、長さ3m程度
側壁は平石3段積み
_4:石室上部、天井石2枚
_5:奥から外、片袖?
左袖は崩落した可能性があるかも
その7
_1:良好に残る墳丘、南に開口
_2:石室正面
_3:右は袖石か
元々幅は狭かったよう
_4:右側壁は残るが左は一部崩壊
_5:左が山側と言うこともないのに
左が崩壊しているのが目につく
奥壁は残っているようだ
その8
_1:墳丘良好、南に開口
_2:ここも隙間石室
_3:左側壁の一部崩壊
切石状の見事な石室
(第三支群)
0号
_1:麓登山口辺りにある
古墳群中唯一目にしやすい石室だそうだ
_2:看板がないと石室と思えない状況
その1
位置:34°08′08″N 130°52′58″E (日本測地系)
34.13879356 130.88039528(世界測地系)
_1:登山道下方に墳丘が見えている
_2:急斜面に構築
背後(右側)の斜面カットの様子も残る
_3:南向きに開口
羨道は壊失
_4:玄室完存長3m程
奥壁は1枚石
_5: 〃(縦位置)
切石状の天井石が一段下がる
_6:左側壁
大型石材を据え上に平石を積む
_7:右側壁も同様の構造
奥に奥壁状の石がある
_8:奥から外、両袖式
_9: 〃(縦位置)
_10:2枚の天井石の隙間処理がやや粗い
前側(画面下)のがやや前下がり
その2
_1:僅かに石材露出、内部埋没
その3
_1:斜面上から見た墳丘
良好に残るも石材露出無し
その5
_1:どれもこの程度の墳丘が残る
_2:手前に石材が僅かに露出
その7
_1:全般に灌木に覆われて分かりにくい
_2:墳頂に石材露出
その8
_1:大きく破壊された石室
_2:全長は6,7mくらいありそう
_3:玄室最後部が残る
長さに比べて幅が狭い
_4:奥壁は2段積み
その上も奥壁と言うより
一段下がった天井石だろうな
_5:左側壁、面を揃えている
その9
_1:墳丘
_2:西側に開口、内部埋没
ここが玄門かどうかは不明
その10
_1:一番下方辺りにある墳丘
_2:南向きに開口
_3:羨道は基部が残る
_4:ここも左側壁が崩壊
一段下がるのがまぐさ石でしょうか
その11
_1:墳丘
_2:盗掘でまぐさ石が残るのみ
はっきり西向きなのはここだけでした
その12
_1:開口部の隙間が見える
藪の中では倒木がこのように見えて
惑わされることもしばしば
_2:平石の天井石が露出
_3:内部は何とか残る
_4:奥壁も一部見えている
その13
_1:墳丘
_2:隙間開口
_3:内部は割とよく残る
小型ながら奥壁は1枚石
その14
_1:右が墳丘
斜面をカットした様子がよく残る
_2:天井に隙間がある
入るのは楽だが出るのはちと面倒
_3:腰石を据えた奥壁
_4: 〃(縦位置)
側壁だけでなく奥壁丈夫も持ち送りしている
_5:奥から外、羨道は埋没
_6: 〃(縦位置)
_7:天井石は2枚、やはり前下がり
その15
_1:登山道上にあった、天井石露出
_2:石室奥は割とよく残る
_3:小型の鏡石を据える
その16
_1:やや離れた東側
石室かどうか分かりづらい状態
_2:反対側
_3:下方から、こちらが正面のようです
(第四支群)
その1
_1:尾根上に2基並ぶ
その2
_1:上記と反対側から
その3
_1:僅かに高まりが残る
_2:石材散乱
おまけ
_1:山頂手前にあった
大きな穴があるが盗掘坑にしては深すぎる
廻りも墳丘残りと言うより土手のようだ