総社市
(1995年3月訪問)
【峠古墳群】2013年
総数70基以上、1−3号が道路で移築、歴史広場として公開
位置:34°38′30″N 133°45′20″E (日本測地系)
34.64489585 133.75290966(世界測地系)
1−3号:移築復元1−3号、後方の森に古墳密集
95年当時は松林だったが今は広葉樹林となっている
1号
横穴式石室、全長7.34m、玄室幅1.22,高1.55m、7C前半
_1:墳丘、石室正面
_2:細長い玄室、石材の番号が目立たなくなっている
_3:奥壁は鏡石+平石2枚
_4:奥から外、無袖かな
2号
横穴式石室、全長6.34m、玄室幅1.04,高1.47m、7C前半
_1:墳丘、石室正面
_2:玄室、この群は全般に持ち送りが殆ど無い
_3:奥壁は2段+薄い平石2枚
_4:奥から外
3号
横穴式石室、全長5.554m、玄室幅1.20,高1.46m、6C後半
_1:墳丘、石室正面、後方に1号
_2:玄室、こちらは番号がハッキリ残っている
_3:奥壁は奇妙な2段積み
割れたのかもしれない
_4:奥から外、側壁は真直ぐ立っている
_5:墳丘脇に上部を失った小型石室
_6:小型とはいえ大人一人横たえるには十分
_7:斜め後方から
4号
_1:4号の表示があるが4号かどうか不明
_2:僅かに開口
_3:石室は良好に残る
奥壁は四角い鏡石+厚めの平石
9号
_1:墳丘石室正面、前部上部壊失
_2:内部は殆ど埋まるが何とか奥壁が見えている
19号?
_1:3号の表示があるが明らかに違う
_2:天井石が露出、隙間から内部を覗ける
_3:石室良好、奥壁3段積み、詰石が少ない
21号
_1:巨石天井石露出
_2:開口部、前部は壊失の模様
_3:長い石室が意外と良好に残る
22号?
_1:95年訪問当時の仮11号と同一
私有地内にある
_2:最大クラスの石室、側壁も面が整えられている
_3:奥から外、右に袖石がある
24号
_1:大きな墳丘が残る
_2:墳頂に石材露出
_3:天井石がずれて開口
_4:石室後部良好、縦長奥壁+α
_5:奥から外、天井石が落ちている様子
26号
_1:大きな墳丘が良好に残る
_2:墳頂近くに石室開口
_3:開口部
_4:細長い玄室が良好に残る
左端に袖石が見えている
_5:一応鏡石を据えているが他が複雑
右の詰石は下部で側壁に乗っている
_6:奥から外、この群では珍しい片袖式
まぐさ石もハッキリ残る
_7:墳丘背後に斜面をカットした跡が残る
大抵の古墳で見られますが
27号
_1:ここも墳丘がよく残る
_2:頂部に石室開口、前上部は破壊
_3:開口部、天井石前面の割り方が不完全のようだ
これでは隙間が開きそう
_4:石室は良好に残る
_5:奥壁は鏡石らしい形の石
_6:奥から外
35号
_1:上部がやや凹んだ墳丘
_2:開口部、前上部は壊失
_3:石室良好
_4:奥壁は四角い鏡石+平石だが
薄い石を挟み込んでいるのが変わっている
_5:奥から外
36号
_1:ここも大きな墳丘
_2:天井部が開口
_3:石室良好、奥壁は1枚石+平石
右側の詰石は一部側壁に隠れている
37号
_1:この付近は墳丘が残っているのが多い
_2:天井露出して開口
_3:開口部
_4:石室奥が良好に残る
天井石の積み方が少し変わっている
_5:奥から外
38号
_1:藪の中に石室開口
_2:奥壁は2段積みだが上の方が大きい
_3:奥から外
40号
_1:墳丘、石室正面
_2:石室前上部は壊失、入口部埋没
_3:天井に隙間、ここから覗ける
_4:奥壁は標準的な2段積み
41号
_1:低い墳丘に天井石露出
手前の石は動かされている
_2:天井石隙間から覗ける
_3:石室後部は良好に残る
奥壁は2段積み+平石
42号
_1:手前42、右奥42号
_2:開口部
_3:石室良好、奥壁は四角い石+厚めの平石と標準タイプ
_4:奥から外
43号
_1:手前43、右奥42号
_2:開口部
_3:笹が生えるも石室良好、奥壁標準タイプ
44号
_1:低い墳丘が残る
_2:開口部
_3:土砂が入るが石室良好、奥壁は3段積み
_4:奥から外、この群では少ない右片袖式
45号
_1:左45、右47号、一見前方後円墳風
_2:開口部
_3:長い石室が残るがかなり歪んできている
左側に縦長の石が袖石風に埋め込まれている
_4:袖石部分から奥
_5:奥壁は鏡石+詰石、詰め方はやや雑
_6:奥から外、かなり歪んでいる様子がわかる
まぐさ石が一段下がっている
47号
_1:45号から見た墳丘
_2:開口部
_3:石材の面が整えられた側壁
奥壁はほぼ標準タイプ
_4:奥から外
48号
_1:斜面に残る墳丘
_2:石室正面、前上部は壊失
_3:石室良好、側壁石材は小型
奥壁は3段積み
_4:奥から外
49号
_1:低い高まりが残る
_2:天井石露出、石材が動かされている
_3:奥壁も側壁も四角い石+平石と同構造なのが面白い
50号
_1:墳丘、だんだん斜面が急になる
_2:草むらに埋もれた開口部
_3:長い石室が残るが右がやや孕んできている
奥壁は標準タイプ
57号
_1:墳丘、石室正面、内部は埋没
61号
_1:急斜面の割によく残る墳丘
_2:墳丘、石室正面
_3:土砂が入るも石室良好
匍匐前進になるので入室は諦め
62号
_1:墳丘
_2:石材露出
_3:石室内に土砂流入
掻き出した跡があるような
64号
_1:一番上辺り
ここから上は更に急傾斜で古墳はなさそう
_2:僅かに開口
_3:内部は殆ど埋没
1995年
分布図:1−6号、中央の1−3号が南西に平行移動した
全景:歴史広場から見た古墳群
林の奥かなり上方まで分布
手前の2基が発掘後埋め戻された5,6号
5号の奥に状態の良い石室
(仮11号)が見えている
1−3号
_1:移築復元
手前3号の脇には小石室がある
1号
_1:玄室
2号
_1:玄室
3号
_1:玄室、移築したことを思わせる石の数字が生々しい
_2:3号墳丘脇に造られた小石室
主室の埋葬者との関係は?
(以下の数字は仮番号)
仮11号
_1:石室正面、残存石室の中では最大で状態も良好
_2:玄室、立ったまま入れるほどの大きさ
_3:右側に小さな袖石が突き出ている
仮12号
_1:玄室
仮15号
_1:大半が無袖式の中で数少ない片袖式
仮16号
_1:玄室
仮18号
_1:奥壁はこの様な大小2段積みが多い
仮25号
_1:玄室
仮28号
_1:玄室
仮34号
_1:一番上辺りにある墳丘、かなり急傾斜地